日記〜Diary〜

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6月18日(土)

なんだかんだで大学生活における長期休暇も残すところ3回なわけだが、実質今夏で最後。来年3月は別にしようがしまいが高学歴以外お断りの就活であるのに、なぜか説明会(笑)なんかに必死に参加して媚を売らねばならない。実際、我々のような学歴に声がかかるのはGW以降の話だ。
そんなわけで、本来的には今夏が長期旅行のラストチャンスとなりうる。201系の豊田車はとうに引退し、京葉車も月曜切りだ。殊更、関東圏で必死こいて追いかけたい車両もなく、グンマーの115系を撮れればいいか・・・というレベル。むしろ、京阪の2000系列が気がかりでならない。
さて。そんな状況なので北海道に行こうと思った。幸いにも友人(鮭)が下宿を構えているので宿代の心配をする必要はなさそうだ。
適当にダイヤを組んで眺めてみる。東北を通過するので、せっかく運転の決まったキハ58kenjiはとらえておきたい。どこかで土日をひっかけるのがポイントだ。しかし、友人が下宿を留守にする期間は避けなければならない。そして何より、すでに決定済みの予定を動かすことはできない。
夏休み期間で決定済みの予定は下記の通り。
8/3 サザンin小原田
8/7〜8/8 サークル関連旅行(行き先崩壊中)
8/10 サザンin多奈川
9/16〜9/17 サークルの交流会

意外とすっかすかに見える。だが、友人は盆過ぎに帰ってくるらしい。と、なれば、盆以前に北海道入りしなければならない。・・・あれ?
そう、予定がテスト直後〜盆に集中投下されている。サークルの旅行なんざなんとか動かすことはできるが、サザンの運転日はどうひっくり返っても動くわけがない!!唯一の点を付くなら、11日発で13日北海道入りしかない。しかし、我が家の墓参りは毎年8月15日と決まっており、絶対空けておくのが全体条件。じゃぁ、16日発で18日入り・・・?ギリギリアウト。彼は20日にはこちらに戻りたいと言っている。飛行機での帰省を行うというのなら、なんとかならんこともないのだが・・・??
ちなみに予算は3万円と超低価格。食費から運賃まで全部コミコミというのだから、もはや気が狂っていると言われても仕方がない。「はまなす」はドリームカーとカーペットカーの2泊を検討している。
しかし、これではkenjiに乗りにくい。そのあたりに困り果ててしまった。いろいろと検討してみるが、あえて北海道入りは断念し、東北各地で撮影を試みるというのもアリではある。何も無理する必要はないのだ。
結局、貧乏学生の予定と予算ではこれが限界いっぱいで、これ以上はどうしょうもないという現状。他にも行ってみたい場所も山ほどあるし、どうすべきかは7月の青春18きっぷ発売直前にならねばわからないところだろう。

6月10日(金)

極めて近年、「女性の社会進出」という標語の下、恐るべき男性への迫害が行われてきた。特に我々のような女性よりも愛するモノが存在し、なおかつ、顔がそれ相応以下の者にとっては冬の時代の到来である。以来、常に差別に晒されるに至った。
「男女雇用均等機会法」を皮切りに企業は波に逆らえなかった。女性の社会進出は聞こえがいいが、一方、その安価な労働力目当てに進めた側面があることを忘れてはならない。君たちの嫌いな「男性による女性の搾取」にまんまと乗せられ、うちの一部が成功を享受していることだけを盛んに取り上げ、成功だ、これからももっと続けるべきだと叫んでいるのは実に滑稽である。
そんな中、「社会進出」と共に女性の通勤や大学全入時代の到来を間近に通勤、通学が増え始め、同時に痴漢が問題になりつつあった。実際に存在はするだろうが、その全容は極めて不明瞭。しかしながら、マスコミやフェミニストは大々的キャンペーンを行い、鉄道会社から「女性専用車」を勝ち取った。
「女性専用車」は適正な運用さえされれば我々のような男性も安心できる車両でもある。しかしながら、京王を皮切りに神鉄やJR西日本は露骨に、何の実証もなく鵜呑みにしたか、はたまた圧力団体に屈したか、女性専用車の拡大を行っている。特にJR西日本は不便極まりない運用を続けており、これならば外してしまった方がマシな列車も多々存在する。特に阪和線では混在している列車両数のうち6両編成の電車にのみ付けられており、さらに日中は天王寺〜鳳間に15分間隔に来る普通列車のいずれか(場合によっては45分ほど専用車が無い)といった具合に、利用価値の低いものになっている。
しかし、一方で抵抗する会社も存在する。近鉄と南海だ。近鉄はその複雑怪奇な車両運用の都合上、女性専用車の設定が物理的に不可能な場合が多い。故、車両の運用が固定化されており、なおかつ運用を限定した奈良線の快速急行にのみ設定されている。南海も似たような設定方法を用いており、8両編成の急行に時間限定で付けられている。同時間帯には同じ8両編成の準急や区間急行、前後には6両編成の急行も存在するが、それらには付けられていない。集中的に設定することで、運用効率を上げているのだ。実際、最混雑時間帯に絞るなら、そのような運用方法でもさしたる問題は無い。
さて、そのように女性専用車の包括的設置に抵抗している南海電鉄だが、ついにその牙城が崩される事態になりかけている。
http://www.nankai.co.jp/company/news/pdf/110609_4.pdf
この記事を見ていただきたい。愕然とする内容がそこに記されている。
これは、南海電鉄が今年9月1日に定期運用に投入する新型特急車両、12000系サザンの『女性限定試乗会』のお知らせである。いや、女性限定であることそのものは大した問題ではない。続いてこちらも併せて読んでいただきたい。
http://www.nankai.co.jp/company/news/pdf/110609_3.pdf
これは一般向け・・・というか、基本的にオタ向けの試乗会の内容である。この両者、内容としては一見、後者の方が充実しているように見えるが、決定的違いが存在する。

そう、前者は「無料」で設定されているのだ。

いや、それだけならまだ許せるのだ。何も、「キモオタが女が無料で新型車両に乗れるからといって自分が金を払わねばならないことを僻んでいる」わけではない。問題は内容だ。
まず、後者の羽倉崎検車区での撮影会付きプランを記そう。
・難波〜羽倉崎 往復乗車
・羽倉崎検車区での撮影会
・ノベルティグッズおよび、様々な非売品のプレゼント
・大人/5400円
相変わらずぼったくり臭に絶えない。難波〜羽倉崎を特急で往復しても2000円あまりだというのに。とは思う。しかしながら、資本主義では需要があるのならどんだけぼったくっても良いという理屈であるから、確実に需要の存在するこれらから搾取することは合法なのだ。
では、全車を見てみよう。
・泉佐野⇒難波 片道乗車
・スイスホテルでのティータイム付き
・ノベルティグッズプレゼント
・minapita商品券3000円分プレゼント
・0円

・・・唖然としただろう?いくらなんでも・・・と、言いたいぐらいの格差がある。
女性限定で無料なのまでは理解できるのだ。普段、利用の少ない女性の方々に体験していただくには無料であることは必須条件。男性まで入れると、俺のような人間が沸いてくるのだから、限定にするのも理解できる。だが、特典が明らかにキチガイ染みている。スイスホテル(一応難波一等地の高級ホテル)での豪華ティータイムに3000円の商品券がくっついてくるのである。これだけで1人当たり5000円は下らない内容だ。それを無料でよこしておいて、オタクどもは搾取できる限りしても問題ないのだからと普通運賃の倍以上の値段を吹っかけてくる。あらかさまに女性のみを優遇しすぎている。
何度も言うが、僻んで俺たちも無料にしろ、安くしろ、と言ってるわけではない。異常とも言える女性優遇を批判しているのだ。だから、女性限定の無料試乗会そのものは悔しいが理屈上問題ないと思っている。
だが、なぜ、女性には5000円あまりをくれてやっても良いのだろうか?ここまで行ってしまっては理解することがさっぱり不可能だ。何の義理があってここまでの優遇を行う必要があるのだろうか?
今まで、南海のイベントといえば各種極めて平等な内容だった。マスコミなどの都合でいたしかたない優遇面はあったが、それ以外については殊更の文句もなかった。去年のサザン25周年記念イベントは同行された企画部の方の印象も良く、非常に心地よい、思い出になるイベントであった。そんな南海電鉄がこのような明らかに差別的とも取れるような内容に走ったことはショックである。
男女平等と女性優遇が違うということが、今になって区別できなくなったのか?もしかしたら、「鉄子限定イベント!」とかいう恐怖がこれから先待ち受けてるのだろうか?企画部は何を思って媚を売り始めたのか?
映画館の「レディースデイ」も本来は批判されるべきなのだ。女性というだけで映画が安くなるというのは本質的に男女差別なのだ。学割のような経済活動の一環でより多くの収益を上げる手段ではない。だが、きっと、どこかの映画館が「レディースデイもあるのだからメンズデイも作ろう。」という話になれば非難轟々だろう。
おそらく、予想ではあるが、どうやら南海電鉄に非常に強いキャリアウーマンが誕生したと思われる。彼女は「これからの社会の主役は女性!」などと叫び、割と古い頭の経営陣をなぎ倒し、「女性差別」の大義の下、このような企画をしたのだろう。「私の大学では〜」なんていう文句を撒き散らして。彼女には「レディースデイ」と「学割」の差がきっとわからない。学割という差別的割引があるのならレディースデイがあって当然とは考えても、メンズデイは所得がどうこうなどと言って認めはしないだろう。
もし、「彼女」が存在せず、今までの旧来どおりの企画部がこんなことをしていたらどうだろうか?俺には全く理解に欠ける話になるだろう。それこそ、南海が「圧力団体」に食われたというメッセージなのかもしれない。

6月8日(水)

毎週のように廃車回送される日根野電車区、奈良電車区の103系。
3月4日を皮切りに、すでに13編成が廃車回送されている。結構な数が廃車になったと思われているが、103系の牙城と謳われる日根野電車区の総運用本数はそんなに減っていない。なぜか?
今回、廃車されるに至った事情を箇条書きにする。
日根野電車区
・朝夕時間帯の快速運用削減
・森ノ宮電車区からの同形式転属(×4)
奈良電車区
・大和路線快速運用削減
・奈良線普通運用の一部221系化

実は阪和線の日中15分サイクル化なんて屁でもなく、まったく関係ないのだ。阪和線から捻出された10編成はまず、森ノ宮電車区から転属した4編成分を除けば6編成。たった6編成しか捻出できていない。両数に換算すれば大体28両ぐらい(6連、4連混在のため)にしかならないのだ。・・・個人的に覚えてる範囲での計算だから、2編成ぐらい誤差があるかも。
これは朝のみ快速運用に充当される4連の編成運用分、夕方の快速を主とする6連の編成運用分を225系が置き換えただけだからだ。225系の残りは221系置き換え、205系置き換え、純増発分で吸収されている。
朝、阪和線に赴けば改正前に比べると見かけ3運用ぐらいしか減ってない。これは4連の快速は8連として計上されるため、実際は2運用分を構成しているためだ。103系の8連快速は改正前3本存在したから、これだけで6運用分になる。彼らが車庫に戻るころにはラッシュも終わりつつあるため、特にそののちの運用に大きく響くかといえば、そうでもない。
と、考えると、今回の改正では昼間の運用こそ虐殺されたものの、103系の大粛清に至らなかったのである。全体の両数からすれば、運用削減数、廃車両数ともに目立つほどではないからだ。
さらにJR西日本は今後数年、103系が再び必要になる。俺の予想では秋の改正で奈良電車区(もしくは森ノ宮電車区)で1運用増やさなくてはならないはずだからだ。
なぜなら、奈良電車区の103系の運用を221系で置き換えてしまったところに問題があるからだ。朝夕の大和路線〜大阪環状線の直通区間快速(大阪環状線内各駅停車)は103系と201系8連で賄われていたが、2本を除きすべて221系にしてしまった。そして221系はJR西日本で最も詰め込みの効かない車両でもある。率直に言えば、一部駅で積み残しが出るくらいの役不足っぷりを露呈しているのだ。6両編成の大和路快速など大問題だった時代があるわけだが、それに2両加えたところで焼け石に水。さらには各駅停車と追い打ちをかける。
通勤型車両がなぜ扉数が多いかといえば、駅での乗降時間を短縮するためであって、座席数が少ないのは乗客を多く詰め込むためである。それを使うべき列車に対して「サービスだから」の一点張りで3扉快適クロスシートを導入することは逆に「不快」なサービスとなりうるのだ。
御蔭様で朝の環状線では以前なかったような微遅れが常態化しており、103系の快速がバンバン走りまわっていたころの阪和線のようになっている。JR西日本では早晩、これの対策を迫られることになり、221系のまま直通する区間快速を増やすか、103系を呼び戻して逆置き換えを遂行するかの2択しかない。阪和線でこれが問題にならないのは、日根野電車区配置の223系、225系は3列シートであり、座席は少なく通路が広いため、比較的乗降が楽になるからだ。もしかするとJR西日本、日根野電車区の225系と奈良電車区の221系をトレードするなんていう強引な技を繰り出すかもしれない。
とにもかくにも、JR西日本は近郊型クロスシート車両の導入が決定的サービスだと思い込み、そして老朽化した103系の廃車を急ぐばかりに誤った運用を組んでしまったのだ。今、JR西日本が新造すべき車両は近郊型車両ではなく、通勤型車両だ。221系は早く岡山・広島に送ってあげるべきだ。

仮にこれが向こう10年で日本を襲う人口減少への対策だとすれば、遠くは正解かもしれない。しかし、通勤客が求めるのは今日、明日のニーズだ。JR西日本はいつ、鉄道会社としての能力を失ってしまったのだろうか?

6月7日(火)

http://railf.jp/event/2011/06/07/141000.html

8月10日、南海が満を期して9月1日より定期運用に投入する新型特急12000系サザン。現在運用されている10000系もその齢を25と数え、一般的な特急専用車両としては陳腐化が進み、また、鋼製車体は海辺を走る南海本線において着実に蝕まれていた。その置き換え用として今年2月に姿を現した車両が今や過去の栄光を失った支線を走る。
多奈川線は軍事路線として昭和19年開通。多奈川にあった川崎重工への従業員輸送及び物資輸送のために造られた。これに関連し、鳥取ノ荘〜和泉鳥取間にこの川崎重工用の貨物線も計画されていた(建設前に終戦を迎え未開通)。
終戦し、そのわずか2.6kmしかない路線はわずか1年で早々と役目を終えたかのように見えた。しかし、近鉄から分離再発足した南海電鉄は会社名に恥じぬ展開を見せる。昭和23年深日港が開港し、四国・淡路への航路が開設され、同時に多奈川線は大阪と四国を結ぶ最短ルートに組み込まれた。多奈川線は息を吹き返し、戦時中には存在しなかった本線直通の急行列車が走りだす。
昭和27年、エメラルドグリーンを身にまとい颯爽と登場した新性能電車11001形は難波〜和歌山市間の特急と同時に多奈川線直通急行へも投入。いかにこのルートが南海電鉄の戦略上重要だったかがわかる。
以後、四国航路の拠点が和歌山港へ移っても大阪湾フェリー(フェリー洲本航路、高速船洲本・福良航路)、徳島フェリーの3つが発着し、夕方17時ごろには淡路島福良行きのフェリーと四国徳島行きのフェリーがその巨体を並べて出航を待っていた姿があった。
その頃、多奈川線直通急行は「淡路号」と命名され、7000系、7100系による運行が続いていた。その数4往復。朝早く難波駅を発ち、いち早く航路に接続する便もあり、折り返しは多奈川、深日地区の通勤通学輸送列車としてにぎわっていた。昼の13時ごろと夕方17時ごろの列車は今もよく覚えている。
しかし、徳島フェリー撤退とともに淡路号は廃止される。関西空港の開港を控え、本線列車を増強することとなった。そのため、和歌山市まで行かずなおかつ編成両数が6両に限定される淡路号の存在は邪魔だったのだ。
淡路号を失った代償として特急サザンのみさき公園停車が開始され、サザン接続の多奈川線列車が淡路航路接続を行っていた。
それも長くは続かず、フェリーは早々撤退し泉佐野〜津名航路に変更、最後に残った高速航路もいつの間にか消えてしまった。淡路航路が無くなるころ、紀淡海峡の観光無人島である友が島への航路があった時代もあるが、10年足らずで消えている。(1度消えて復活した記憶はある)
船の発着しなくなった深日港には空しく旅客ビルがそびえたち、フェリー発着場は府内でも有名な釣りスポットになった。つい近年まで、フェリーの発着スポット(渡し)も残っていた。多奈川線は旅客ビルから道路を100mほど直進した役場前を走っている。駅には6両用の長いホームと臨時改札口が今も残されているが、来る列車は2両編成のワンマンカーだ。
その旅客ビルも取り壊されて間もなく2年となる多奈川線にクロスシート特急用車両が最後に投入されていたのはサザン運転開始前、昭和60年までで、1001系が淡路連絡急行として運用されていた。実に26年前の出来事になる。
もはやかつての賑わいは二度と見れないと思われた多奈川線が再び賑わう日がやってくる。たった1往復、わずかな時間だが多奈川線が注目される日がやってくる。それだけでも見てみたいと思う。

河内に住む人間がなぜ、泉州の突端を走る多奈川線にこれほどまでの思い入れがあるかといえば、両親の実家がこの地区にあるからだ。幼き頃、なんばまでズームカーの急行に揺られ、乗り換えるのは「-急行- 淡路号 多奈川」の表示。近鉄上本町のようなテレビに映し出される発着案内に見とれていると、6両編成の電車は大きなカバンを持つ人を多く乗せて走りだしていた。
なぜか混色がよく入っていた気がする。最後の記憶は夕方に深日町へ入線してくる淡路号だが、これは難波側に7100系新塗装、多奈川側にどっちかわからないが旧塗装だった気がする。
いつの間にか消えてしまった急行列車は乗り換えいらずで冷房車だった。「淡路号」も大好きな単語のひとつだった。1521系の普通列車でみさき公園で乗り換えるのなら、淡路号を選ぶのが常だった。
多奈川線を再び優等列車が走るときが楽しみで仕方がなく、水軒にサザンが入線した時、いつか多奈川線にもこういったイベントがあればいいと思っていた。折に、7037F+7027Fが旧塗装になった時には淡路号のイベントを切望したが実らず、7100系が完全引退する頃や多奈川線が廃線になるまでそういったものは見られないのかと落胆していたものだ。
だが、今回、意外な形で、しかも最新型の特急車両が走ることとなった。これほど喜ばしいことはない。羽倉崎のイベント?小原田まで走る?それがどうしたと言うのだ?もっとも重要なのは多奈川線に特急車両が走ること。
8月10日は19時から京都で飲み会だった気がするがそんなことを気にしてはならない。多奈川線が賑わう姿を見ることにそんなちっぽけなイベントなど吹き飛んでしまうのだ。

6月5日(日)

久々の連続日での日記をお送りさせていただきます。

今日は父方の祖母の七回忌。数えなので、ちょうど6年目ということに。6年前といえば、南海2300系は運用開始したばかりで、豊田電車区の201系も全車健在。それどころかムーンライトシリーズを始め、夜行列車に苦労することはないぐらいの時代だった。そして何より、俺個人は全国クラスの左翼組織と日夜格闘していたということがつい昨日のように思い出される。しかも、当時から時間軸が狂ったのか何なのか、やや時間の経過が当時と違う感じがすることもあり、それ故か未だに死んだのかどうなのかイマイチパッとしない。いや、いないから死んでるんだけど。
そして、父方の兄弟一同が集まると相変わらずの凄惨な状況。三兄弟でそれぞれ子が2人ずついるのだが、何を間違ったか男は俺1人。3家族で全て4人構成×3の12人集まって男女比1:2。さらに若年層に至っては1:5。そしてその1はコミュ障MAXの鉄道オタクで彼女いない歴=年齢にふさわしい女性恐怖症。いつもの失礼極まりないキレの入った毒は流せずに延々といじられるのです。
盆の集まりはいつの間にか消失したものの、正月は皆で集まるのが今でも恒例。年1回はこの恐怖もしばらく味わなくてはならないのです。さらには就職活動なる鬼畜極まりないイベントもこれから待っているので、ある意味精神が持ちそうにないのですね。はい。

コミュ障の俺は最近言葉に悩んでいる。失礼極まりない言動は別に構わないってか、たぶん気にしてたら終わらないから無視。それよりも、「場を凍てつかせるような言動」が最近増えた気がしてならない。どこで吹っ飛んだのか、最近はサラッと下ネタまで言ってしまう次第で非常に困っている。主にどこぞの英国紳士の影響なのは間違いない。あまりにサラッと飛ばすために、気づかれないぐらいに言ってしまう。これは今後のことを考えると真剣に考えなくては、異常性癖として隔離対象になってもやむを得ない事態だ。正直、「語彙の一部」として使ってしまっているだけなので、そんな性癖はない。断じてない。あるわけない。なぜなら私は帝国紳士だからだ!
オマケに、「皮肉として使う敬語」も最近は大変なことになっている。元々は一対一で使えば問題ないこの言葉。先日、ゼミで「先輩方というのがいかに知識が無いかというのが新入生にバレてしまうのですね。」と言った。ここで言う「先輩方」は自分たちのつもりで言ったのだが、周囲を考慮していなかったため、まさかのリアル上級生に対して言ったものと取られてしまった。・・・普通に考えればそりゃそうだ。御蔭さまで私はますますゼミで浮く予定です。オマケに先輩方から「嫌なヤツだよね・・・」という目で見られることが確定しました。私はマゾヒストではありません。
基本的精神構造の発育が中学生以来停止している人間だったから今までTPOなぞ気にしたことは無い。気にして好きなことを言えないのが苦痛だからだ。「人に見られてるから鉄道の話をしてはいけない」というのがその根底にあるためで、個々人の自由を最大限に認めなくては生きていけないと判断した人間にとってそれは邪魔なものでしかなかった。だが、ここへきて「使用する言葉の構造上の欠陥」に差し掛かったようだ。誰に対しても大きく違わない言葉づかいをしている(敬語も使うが、色がついた程度)から、場を凍てつかせるような言動が発生してしまうということだ。だがしかし、己を持ってそれを強く排除してしまえば、個性を失うどころか理念すらも吹っ飛んでしまう。上下関係を極力排除し、仲違いのない人間関係を築きたいという理念すらも吹っ飛んでしまえば、これまでの行動は全否定して謝罪に徹する必要が生じる。これは御免だ。だがしかし、「場を凍てつかせる言動」はそれと関係なく排除しなくてはならない。円滑な会話の障壁以外の何物でもないからだ。
今陥ってる症状は「言葉の取捨選択の根本的、決定的誤り」である。わずかな対象の誤差や本質的、生物的に毛嫌いされるモノがそれに当たる。敬語とかの上下関係上必要な言葉とかいうあくまで後からできた発想ではなく、それ以前の原始的構造に突き当たったものだと考えている。割と簡単に修復できそうな気がしないでもないが、それすらも「自然な」流れで会話に組み込んでしまっていることを考えると、何か別の外的影響を受ける必要があるように感じる。とりあえずは就職活動が見えてきている。何かおもしろい話をしようとして、このような言動は誤った見方を相手に与えてしまいかねない。何より容姿が良ければ許されたであろうものが許されぬ、マイナスからのスタートで戦わなければならない。これは「失礼な言動」とはまた違った問題である。

6月4日(土)

もう6月ですね。早いものです。
俺もついに(21)になるときが近づいてきやがりました。「うぉぉぉぉぉっ!!(21)になりたくねぇぇぇぇぇっ!」という筋肉君の名言がまさに振りかかろうとしていることに胸板が厚くなろうとしています。

某総理大臣が大勝利したり、選挙屋さんが損失出しちゃったり、鳩なのか蝙蝠なのかよくわかんない生命体が出現したりと、永田町も忙しい模様。この度の不信任案提出に関し、「自民党は国民のことを考えていない!どうやって選挙するんだ!!」とか言っていらっしゃる頭の弱い皆様がいるようだが、谷垣さんはちゃんと「選挙なんてできると思ってるのか!!」と国会の場で発言している。つまるところ、「菅、おまえ、2ヶ月半何やってきたんだ?あぁん?もうちょっとマシなヤツ出せ。それからうちの話もちったぁ聞け。」ということ。自分たちだって選挙なんて考えておらず、聞く耳持たずの菅を下してもうちょっと話の通じる人物が欲しかった。というのが真実だろうと思う次第。
しかし、菅もなかなか強い。「みきり」と「はねやすめ」を交互に使ってなかなか体力の減らないケンホロウとかそれっぽい。同じぐらいのレベルだと、「でんこうせっか」の使い分けで生死が決まるといったものか。
保身なのかどうなのか、それ以外の理由なのかはともかくとして、あの状況下で延命にこぎつけた能力は大したものだ。八方美人とかそんなちゃっちな話では収まらない。あの能力、もっと有効に活用できないかと思えるぐらいに鮮やかな駆け引き。普通の首脳陣なら前日の時点で詰んだとみて撤退の準備を始めそうなものだが、朝まで言い訳を考えてひっくり返したのだから。まさか、鳩山に「ペテン師」なる言葉を使わせたほど。一番言っちゃいけない人だと思うんだ!

んな政局なんてどうでもいい。不信任案提出まではそれとして、そのあとの党内のいざこざから見て帰結までが酷すぎる。だからどうでもいい。
とりあえず、夏の旅行などが決まり始めました。2か月もあるが、いつもこんくらいにポンポン決まり始めるので問題なし。8月入って7日と8日は諏訪まで普通に旅行。9月の15日と16日に合宿がイン。
だけど、いまだに決まらないのが鉄道旅行。予算の問題というより、ネタの問題。北海道を計画していたのに、ポシャってしまってどうしよう。ってとこ。九州や四国で乗ってないエリア行くのもいいんだけど、向こうまで行くのって意外と交通手段が大変なんだよな。東に行く方が夜行列車の都合などもあって楽なのだ。日本海廻りで行けばまだ大丈夫なのかな?とか思いながら、ムーンライトシリーズの運行予定を待っている。

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